現在、「2歳未満のこどもを育てている働くママ、パパ」、「育児休業中のママ、パパ」に朗報!2025年4月から【育児時短就業給付】が始まります。
仕事復帰のタイミングで「時短勤務」か「フルタイム」を選ぶのは、ママにとって大きな決断ですよね。
私もそのひとりで、育休明けに職場復帰をする際、本当に悩みました。
時短勤務にすることで、フルタイムで働いていたころより収入が大きく減りますから、、、
結論、私は、時短勤務をお勧めします!
なぜなら、2025年4月から始まる【育児時短就業給付】制度は給与の10%が給付されます。
仕事、育児、家事と大変な働くママパパにとってお得な制度です。
ワーママ歴5年。現在は小学1年生と4歳児ママの私もこの制度利用したかった(´;ω;`)
【育児時短就業給付】の必要な条件もあるので解説していきます。
この記事を読むことで、仕事復帰時に時短勤務にするかフルタイムにするか、自分にとって最適な働き方が見つかるはずです。
育児時短就業給付とは?
2025年4月から始まる国の少子化対策の一つで、2歳未満の子供を育てながら時短勤務をしている労働者を対象に、時短勤務中の各月に支払われた賃金の10%を支給される制度です。
条件は3つ
- 2歳未満の子供を養育している
- 時短勤務している
- 時短勤務開始前の2年間に12カ月の雇用保険加入期間があること
(対象労働者の労働日数や労働時間に要件は設けられていない)
時短勤務後の賃金と給付額の合計が時短勤務前の賃金を超える場合は給付率の引き下げがあるようです。
そもそも短時間勤務制度とは
時短勤務とは、仕事と育児・介護の両立を目指し、1日の勤務時間を短くする働き方を指します。正式には「短時間勤務制度」といい、育児介護休業法という法律によって所定労働時間が1日6時間に短縮が認められています。
この制度は、育児と仕事の負担を軽減するために企業が整備しているもので、多くの企業で導入されています。
具体的な給料の計算方法
時短勤務を選ぶと、基本的に給料は勤務時間に比例して減少します。
たとえば、1日8時間労働を6時間に短縮すると、単純計算で給料も25%減額されることになります。
具体的な給料の減額例
✓8時間勤務のフルタイムの場合:月給20万円
✓6時間勤務に時短した場合:月約15万(給料が約25%減少)
子どもが2歳までは「育児時短就業給付」が支給されるので
15万(給与)×10%=1.5万が雇用保険から支給されます。
この従業員が支給される収入は15万円(給与)+1.5万円(育児時短就業給付)=16.5万
子供が2歳までは1日6時間の勤務で月収は16.5万となり収入減は緩和されます。
フルタイムと時短勤務、どちらを選ぶべきか
仕事と家庭のバランスをどう取るかは、多くの方が悩むポイントです。
ここで、両方のメリット・デメリットを整理してみました。
フルタイム勤務のメリット・デメリット
フルタイム勤務のメリット
- 収入が安定し、生活費や貯蓄に余裕が出る
- 職場でのキャリアアップや昇進のチャンスが増える
- 職場でのスキルや知識の蓄積が期待でき、自己成長につながる
フルタイム勤務のデメリット
- 家庭や育児に費やす時間が少なくなる可能性がある
- 体力的・精神的な負担が増え、疲労を感じやすい
- 家庭のイベントや突発的な用事に対応しにくい
時短勤務のメリット・デメリット
時短勤務のメリット
- 家庭や育児との両立がしやすく、家族との時間が確保できる
- 自分の体力や精神面での負担が軽減され、余裕が持てる
- 2歳までは【育児時短就業給付】の制度を利用できる
時短勤務のデメリット
- 収入が減り、家計への影響が出る可能性がある
- キャリアの進展が遅れることもあり、評価が難しい場合がある
- 他の社員に比べ、スキルや経験が不足しがちで、不安を感じることもある
最適な選択のためのポイント
職場環境とサポートの有無
- 職場の理解
職場が育児と仕事の両立をどれだけサポートしてくれるかは非常に重要。
柔軟な働き方が許される職場であれば、フルタイムでも無理なく両立できる可能性があります。
逆に、残業が多くて帰宅が遅くなりがちな職場では、まず時短での復帰を検討する方が現実的です。 - 同僚や上司の理解
職場にワーママ経験者がいる場合、育児の大変さへの理解が得られやすく、サポートも期待できます。
育児サポート体制
- 家族の協力
パートナーや両親など、家庭内での協力が得られるかどうかも大きな要素です。
保育園の送迎、病気の際のサポートなどがどの程度確保できるかを相談しましょう。 - 保育園の時間や対応
保育園の開園・閉園時間や、緊急時の対応(例えば、病気の時の預かり保育など)も考慮に入れると良いです。
フルタイム勤務の場合、保育園やその他のサポート先に対して柔軟に対応できる体制が必要です。
経済的な要素
- 収入の違い
フルタイムと時短勤務では収入が異なります。
家計にとってどちらがより適しているかを考えることも重要です。
また、育児のために家事代行やシッターを使う場合、時短による収入減少よりも長期的なコストの削減があるかも知れません。 - キャリアや昇進への影響
フルタイムで働く方が、将来のキャリアアップや昇給に有利な場合が多いです。
特に、今の職場で長期的なキャリア形成を考えている場合、多少の負担があってもフルタイムを選ぶ価値があるかもしれません。
体力や精神的な負担
- 自分の健康状態
育児は思った以上に体力が必要です。
フルタイムで働きながら育児を続けるのは負担が大きく、特に復帰後しばらくは体力的に疲れることが多いです。
自己管理が得意でない場合や、育児に加え家事もこなさなければならない場合には、最初は時短での復帰が適しているかもしれません。 - リフレッシュの時間
自分の時間や家族との時間をどれくらい確保したいかも重要です。
ワークライフバランスを重視する場合、無理なく育児と仕事を両立できる働き方を選ぶことが大切です。
自身の価値観とキャリア観
- どんな働き方が自分らしいか
仕事の達成感ややりがいを大切にするなら、フルタイム勤務での挑戦も良い選択肢かもしれません。
一方で、家族との時間を最優先に考えるなら、時短での勤務を続けることが満足感につながることもあります。 - 成長とスキルアップ
職場でのスキルアップや成長を望むかどうかも選択に影響します。
スキルアップの機会が多い職場であれば、フルタイムでの復帰が将来的な収入やキャリアアップにつながる可能性もあります。
最後に、どちらを選んでも、完璧な選択とは限りません。
現在のライフステージに合った働き方を選び、無理せず進めることが重要です。
まとめ
時短勤務は、育児と仕事を両立するための強力なサポート制度ですが、その分給料に影響が出るのも事実です。
しかし、育児時短就業給付金などを活用することで、家計への負担を軽減することができます。
この記事を参考に、自分に合った働き方を見つけ、ワーキングマザーとしての生活をより充実させてください。
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