フリーランス転向の前に必見!失業手当を受け取りながら保育園を継続するには?

脱ワーママ計画
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「いつかはフリーランスになりたい」――そう思いながらも、毎日フルタイムで働き、家事に育児に追われていると、その一歩がなかなか踏み出せませんよね。

私もそうでした。

そして、ついに13年間勤めた会社を退職。

「これからは自分のペースで働く!」と決めたものの、すぐに直面した悩み。

「保育園はどうなる?」
「失業手当ってもらえるの?」
「その両立って可能なの?」

結論から言うと、保育園継続と失業手当の“完全な両立”は難しいのが現実です。
でも、制度を正しく理解し、戦略的に動けば、保育園も、手当も、うまく活用する道は見えてきます。

このブログでは、フルタイムワーママからフリーランスに転向した私の実体験をもとに、「失業手当」と「保育園継続」を両立させながら起業準備を進めるためのリアルなノウハウをお伝えします。

まぐ

30代・2児ママ|元ワーママ|コツコツ資産運用歴8年

個人資産1500万。月平均8万円の投資収入で脱ワーママ達成!自由な働き方と子育てを発信中。

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これからフリーランスへの転向を考えている方や、育児と仕事のバランスを取りたい方の参考になれば嬉しいです。

失業手当を受け取りながら、どうやって保育園を継続するの?

失業手当と保育園継続の相性

本失業手当を受け取りながら、保育園を継続って本当にできるの?──その答えは、残念ながら「完全には難しい」です。
なぜなら、この2つの制度はそもそも相性があまり良くない。

保育園を継続するには、「働いている」もしくは「働く意思があること(求職中)」の証明が必要。
一方、失業手当は「まだ働いていない」ことが前提。
つまり、保育園継続=就労中/失業手当=無職という、矛盾した状態になってしまうんですね。

とはいえ、どちらも大切な制度。
できれば保育園も継続したいし、手当も受け取りたい

両方を完璧に手に入れるのは難しくても、選び方やタイミングの工夫しだいで受け取れるお金やサポートが大きく変わってきます。

「退職=即退園」ではない!

まぐ

退職したら保育園をすぐに退園しないといけないの?

でも、実際は退職=即退園ではありません!

多くの自治体では「求職中扱い」で保育園の継続が可能です。
通常、退職後約3カ月ほどがその対象。
もちろんその間は、失業手当の受給も可能です!

失業手当は「生活の命綱」

退職後すぐは、どうしても収入が不安定になりますよね。
収入がゼロになりがちなので、失業手当の存在はとても心強いものです。
ただし、失業手当は求職活動してる人が生活に困らないようにもらうお金。
大前提として、最初から起業するつもりで失業手当を受給するのは不正受給に当たる可能性があります。

たとえフリーランス志望でも、就職を視野に入れている姿勢を見せなければなりません。
私の場合も、

まぐ

開業するか、どこかに就職するかを模索中です。とハローワークに伝えていました。

保育園と失業手当をどう両立する?3つのプラン

保育園の猶予期間「3カ月」が分かれ道!

問題は、「求職活動」にて保育園が継続できる猶予期間が最大3カ月しかないこと。
この3カ月を過ぎると、就労証明が必要になります。
そこで問われるのがこの選択です。

保育園と失業手当を両立する3つの選択肢

  1. 保育園優先プラン:早めに開業して育児の土台を守る
  2. 経済重視プラン:失業手当をしっかり受給してから始動
  3. バランス重視プラン:“再就職手当”でお得に両立

ここでは、私の当時の状況で、それぞれどれだけお金がもらえるのかも合わせてご紹介します。

当時の私の状況

勤続:13年   年齢:35歳
月給:20万   自己都合退職
基本手当日額:5058円 
給付日数:120日

① 保育園優先プラン:早めに開業して育児の土台を守る

起業準備をしながら、保育園を継続を優先するは、3カ月の猶予期間中に開業届を出す必要があります。
この場合、開業を届け出た時点で失業手当の受給資格は終了します。

私のケースでは、給付制限が2カ月間あったため、実際に失業手当を受け取れるのは1カ月分だけ。
それでも、保育園を継続できるメリットは大きく、事業準備にも集中できます。

想定金額:5,058円 × 30日 = 約151,740円

② 経済重視プラン:失業手当をしっかり受給してから始動

「今は収入がないから、少しでも手当を多くもらっておきたい」と思う場合は、開業届を出さずに失業手当を満額(120日)受給する選択肢もあります。

その場合、保育園の3カ月の猶予期間が終わると退園に
ただし、こども園の場合は、1号認定(幼稚園枠)に一時的に切り替えることで、転園を回避できる可能性があります。ただし、預かり時間が短くなるという制限はあり

想定金額:5,058円 × 120日 = 約606,960円

③ バランス重視プラン:“再就職手当”でお得に両立

「手当もなるべくもらいたいし、保育園も継続したい!」という方におすすめなのがこのルート。
再就職手当についてはハローワークのホームページで確認してください。

再就職手当を申請する手順

  • まず、失業手当を40日分(全体の1/3)受給
  • 猶予期間内に開業届を提出して保育園継続
  • 条件を満たして再就職手当(残りの80日分)を申請 

これにより、ある程度の手当を確保しつつ、保育園も継続できました。
再就職手当は就職や開業してすぐに申請しないと受け取れないため、早めの準備と確認が大切です。
また、申請するための条件がある為しっかり確認と準備が必要!⇒こちらを参照

想定金額:(5,058円 × 40日)+(5,058円 × 80日 × ※70%) = 約202,320円 + 約283,248円 = 約485,568円

※基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の2以上の方は、所定給付日数の支給残日数×70%×基本手当日額

私が選んだのは「失業手当を満額もらう」道

再就職手当を活用すれば、保育園を継続しながら失業手当の一部を前倒しでもらえる…とても魅力的な制度です。

ですが、私が選んだのは、あえてその制度は使わず、失業手当を満額(120日分)受け取る方法でした。

もし保育園だったら迷わず再就職手当を選んでいたと思います。
でも、我が家は「認定こども園」だったため、保育園猶予が切れたあと、1号認定(幼稚園部門)に切り替えることで、転園はせずにすみました。
その代わり、預かり時間は9:00~14:00に短縮されました。
今までフルタイムで働いて、18:00まで預けていたのとは大違いです。

でも、わが子と過ごす時間が増えたことは、私にとってプラスでした。

そして何より、失業手当を満額受け取ることができたので、経済的にも大きな安心につながりました。
結果的に、この選択は私にとって正解だったと感じています。

再就職手当は条件が厳しいことも

「両方うまく取れたら理想!」と思い、再就職手当についてもハローワークで相談してみました。
ですが、当時の私はブログもまだ軌道に乗っておらず、在宅ワークもこれから。
再就職手当の条件である「1年以上事業を継続する見込み」を証明するのは難しいと言われました。

担当者の話では、例えば委託契約書の写しなど、具体的な証明書類が必要になるケースもあるそうです。
在宅ワークや業務委託である程度収入が安定してきたタイミングでないと、申請は難しいのが現実です。

地域やハローワークの担当者によって対応も違うかもしれません。
なので、気になる方はまず率直に相談してみることが大切です。
「こういう働き方を考えている」「このくらいの収入見込みがある」と正直に話すことで、道が開けるかもしれません。

最後に:自分と家族が納得できる選択を

退職してフリーランスへ――新しい道を選ぶときは、不安や迷いがあって当然です。
保育園はどうなる? 失業手当はもらえる? そんな悩みを私もたくさん抱えました。

今回お伝えしたのは、保育園も失業手当も再就職手当も、制度を理解して工夫すれば上手に活用できるということ。

一番大切なのは、自分と家族が納得できる働き方を選ぶこと。

この記事が、これからの一歩のヒントになれば嬉しいです。(^^♪

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